2011/05/30

            智恵のある人 






常に全力で事に当たり、心を尽くしてその目的地に向かっていくべきです。
また人生には執念が必要です。

知恵のある人は、どんな困難でも、未来への希望を抱いて黙々と歩いて行きますが、
愚かな人は、目の前の幸福のために未来を無駄に投げ捨ててしまいます。


2011/05/28

            今日の一曲




彼の不滅の恋人とは…
と長い間の謎を生んだロマンス

でも、この曲の背景はともかくとして、
旋律の美しさは、言葉で表現できないほどです。
異性への愛を超えた神聖なものを感じます。
深い瞑想にいざなってくれるのではないでしょうか。


2011/05/27

            栄光の王冠              


人を疑えば、苦しみを覚え、
人を裁けば、耐えがたくなり、

人を憎めば、もはや私に存在価値はない
しかし、信じてだまされ
今宵、手のひらに頭を埋めて、苦痛と悲しみに震える私

間違っていたのか。そうだ、私は間違っていた
だまされても、信じなければ
裏切られても、赦さなければ

私を憎む者までも、ひたむきに愛そう

涙をふいて、微笑んで迎えるのだ
だますことしか知らない者を
裏切っても、悔悟を知らない者を

おお、主よ! 愛の痛みよ!
私のこの苦痛に目を留めてください
疼くこの胸に主のみ手を当ててください
底知れぬ苦悩に心臓が張り裂けそうだ


されど、
裏切った者らを愛したとき
私は勝利を勝ち取った

もし、あなたも私のように愛するなら
あなたに栄光の王冠を授けよう

.........


2011/05/23

             願い



森の中に横になって鳥たちの歌声を聴くと、
あのさえずりみたいに、誰もが仲良く暮らせる世の中を築こう。
一人一人の顔を芳しい花のように素晴らしくしてあげたい
という思いが自然に湧き上がってきました。

一体どんな人になればそうできるのか、
それはまだよく分かりませんでしたが、
人々に幸福をもたらす者になろうという心だけは固まっていきました。


2011/05/22

              芸術



語らずとも言葉が通じ、
歴史を語らずとも自然に心が分かる
そんな力を与えてくれるものが芸術です。


              船に乗る


波に体を預けて嵐を迎えます。


             働くこと


労働は苦痛ではなく創造です。
一生働いても楽しいのは、創造主につながるからです。
労働は創造されたものを使って、
ものを作り出すことです。
労働を趣味と考えて、創造主の記念品を作るのです。
だから、楽しく働きましょう。


            自然の声を聴く



自然を愛する喜びを忘れずに、
退廃した文化に縛られずに、
利己的な人生の奴隷にならずに、
創造性に満ちた生き方をしましょう。

快楽と利益のために、自然を破壊するのは罪悪です。
自然を破壊すれば、巡り巡って、
害となって私たちを苦しめるのです。

自然に還りましょう。
自然の声を聴きましょう。
心を開き、自然の中の創造主の声に耳を傾けましょう。


            真実の愛


真実の愛は、与え、また与えても、なお与えたい愛です。
真実の愛は、愛を与えたということさえも忘れて、
さらにまた与える愛です。

            森を愛する 


私が森を愛するのも、その中に、
世界の全ての平和に通じるものが宿っているからです。

森の中の生命は争いません。
互いに食ったり食われたりしますが、
それは空腹で仕方なくそうしているのであって、
憎しみからではありません。
憎しみがなくなれば平和がやって来ます。

同じ種どうしで憎しみ合うのは人間だけです。


2011/05/17

            自然を愛する




自然はあらゆる要素が一つのハーモニーをなして、
偉大で美しい音を作り出します。
誰一人として排除したりせず、
どんな人でも受け入れて調和をもたらします。

自然は困難にぶつかるたびに慰めてくれたし、
絶望して倒れるたびに奮い立たせてくれました。

自然を感じる感性のない人は
教育したところで何が変わるでしょう。
せいぜい世間に広まった知識を積み上げて、
個人主義に陥るだけではないでしょうか。

自然との交感を楽しめる人であってこそ、
素晴らしい人格が身につくと言えます。

            春の庭園 



乾いた冬の終わりに、夜通し雨が降りました。
どれほど嬉しいことでしょうか。

朝の間中、庭をあちこちと歩き回りました。
湿りを得た地から、冬の間ずっと嗅ぐことのできなかった
土の香りが芳しく匂い立ち、 しだれ柳や桜の木には小さな芽が萌え始めました。

至る所から、ぽんぽんと新しい命の息吹の音が聞こえてくるようです。
一晩降った雨で、すべてのものが香りを放つ春の庭園になりました。

世の中が騒がしかろうと、どうであろうと、
三月になれば、必ず春は訪れてきます。
このように冬が去って春になり、  
春になれば花が満開になる自然は、とても貴重なものなのです。

私が何者だからといって、
神様は季節ごとの花を咲かせ、雪を降らせ、
生の喜びを与えてくださるのでしょうか。

胸の内、その奥深いところから愛が溢れ、
それが喉元まで込み上げて来て、息が詰まるようです。

私はこの春を迎える庭でまことの平和を味わっています。
平和もまた、神様が何の見返りも求めず、 ただで下さったものです。

私たちはそれをどこでなくしてしまったのでしょうか。
全く見当違いの場所で、平和を探しだそうと、
努力しているのかも知れません。